3月23日に行われた伊勢原訴訟の第2回口頭弁論は、冒頭より武井弁護士の一方的な発言で始まったそうだ。準備書面についてのコメントだったようだが、伊勢原の登記所の事件数は1万8千件もあり、民行審答申の基準に合っていないといった内容で、このようなことについて法務省側の答弁を求めたものである。
これに対し裁判長も法務省側に同じように答弁を促したところ、検事も頷いたということで、これは実質的に本案に入ったことではないかとの話も関係者の間から出ている。
次回期日は6月3日午後1時10分から、同じ横浜地裁101号法廷で開かれる。多くの人の傍聴を期待する。
悪夢のような雛祭りの日の判決ではあったが、判決文を読んで、これはいけると思った旭川会後藤会員は、早速控訴状を札幌高裁に提出、さらに24ページにわたる準備書面を作成した。
後藤会員はこの中で、法律上の争訟性について、表示登記の申請義務や商業登記の公示力などを引用して、法律上の具体的利益の侵害を述べたほか、一般人の登記所利用回数、留萌までの交通上の問題、税務署など他の官庁と登記所の違いなどの裁判所の事実誤認について丹念に反論、さらに司法書士制度の目的についての法務省の主張やそれを全面的に採用した裁判所の判断は、司法書士法の目的規定を無視した軽率な行為と決めつけた。
その後は憲法・行政法・行政訴訟法などについてかなり高度な主張を展開している。
当初は旭川地裁での流れが、客観的に見てもかなり後藤会員に有利な展開と思われ、それに対する裁判所の態度の変化が、かなり強引だったことから、札幌高裁では門前払いになるであろうとの予想も強かったが、弁論期日が入ったことで、統廃合関係者は俄然盛り上がっているようだ。
期日は6月2日午後3時30分より、札幌高裁8階第2号法廷で開かれる。この2日間は映画よりおもしろい。
全青司役員が、民主党の弁護士出身北村衆議院議員と面会した。
同議員は3月11日の衆議院法務委員会において、登記手数料の問題を取り上げ、他の公的証明書に比べると著しく値段が高い、登記手数料の算定についての情報を国は開示していない、登記所統廃合地域の住民に二重の負担を強いており、これは国会の付帯決議の趣旨に反している、公社公団の登記手数料免除が、民行審答申に反して廃止されていない、財政上の不足は一般会計から補填すべきとの全青司などの主張と同じ主張を展開している。
同議員は全青司メンバーに対し、「統廃合されれば司法書士もその地域からいなくなり、地域住民も困るのに、なぜ日司連は統廃合に反対しないのか」と不思議そうに聞いてきたとのことである。同議員によれば民主党は地方分権を推進しており、統廃合は我々のこの政策と逆行するものであるとも述べていたそうである。
全青司からは大量の資料が同議員に渡され、同議員は「大きな宿題を与えられた」と述べていたそうだ。
記者が先日久しぶりにインターネットで法務省のホームページを見たところ大変大規模なものとなっていたことに驚いた。
その中で民事局は登記手数料値上げについて、将来の登記簿閲覧や登記簿謄本の取得システムをバラ色のような姿で紹介し、また登記・供託についての説明なども、まだ堅さはあるものの、ずいぶんくわしく行っている。形だけでも国民に理解してもらおうということらしい。
対する全青司のホームページは、法務省に比べれば写真はある、豚がくるくる回ったり、頭の薄い人が走ったりと入れ物だけは、かなりよくできている法務省のものよりもさらに数段上だ。がしかし、いかんせん工事中が多い、早く中身を入れてほしいものだ。この「見捨てないで」ももうちょっとでホームページにご登場となる。
先日の法律新聞で紹介されて以来、松江大会で販売した統廃合阻止三部作第1段「見捨てないで」の注文が増えているとのことだ。
特にこれから何かが起こりそうな岩手・京都・埼玉・福井・東京の調布からの問い合わせが多いという。
中にはマニュアル編などと勘違いしたり、この本から買わないと二部・三部が購入できないと思っている人もいるようだが、写真や新聞記事もあり、全国キャラバンに参加した人にとってはよき青春時代・活力があった中高年時代の思い出の本になっているようだ。
